私の師匠がや私の師匠がやってる河本伸力スクールは若林区中倉にあります。
その最大の特徴は、『無学年方式の自習伸力会』という教材を中心につかって、やっています。
もともと河本先生は、多賀城市で公文式教室の東田中教室で、長谷川先生(聖ウルスラ学院英智高校の長谷川夢仁先生のお母さん(故人))に従事していて、長谷川先生の後を継いで公文式の教室を長年やってきた方で、経験に裏打ちされた公文の良さも十分熟知していますが、その分悪さも熟知しています。で、この公文式の限界を感じた時に出会ったものが「自習伸力会」の教材です。
自習伸力会といえば、その子がつまずいている科目・単元の箇所から戻ってやり直しさせます。なもんで、中2でも小4・小5から戻ってやり直しをさせるのですよ。また逆に中2でもその子に理解力があれば高校生内容も出来たりします。これが、「無学年方式」、まあ公文式の教材に似てますね。私は小5からはじめて、河本先生のお子さんの双子ちゃんやウルスラの長谷川夢仁先生とも同期でした。この無学年方式のおかげで、小6には高校教材をやってました。
ただ、公文式と同じなのかというとそうでも無いんです。公文式ではあまりやらない数学や方程式の文章問題・関数・図形もやってくれます。また、最近の公文式英語では軽視されている単語暗記も取り入れています(Eペンシルはないですがね)。
国語は読解に特化した形で、徹底したアウトプット力の養成に時間を割いています。なもんで、中学のテストの問題みたいにアイウエオの選択方式問題は一切無く、オール記述式ということになりますので、入試時に多くの人が苦労する『20~50字で書きなさい(5点)』の問題で取れるようにもなります。これは間接的に作文力にも繋がります。あの作文嫌いなFくんが、以前は作文を書こうともせず、空欄で0点だった子が、今は宮模試で20点中15点を叩き出して来るようにもなりました。
悲しいかな、点数が伸び悩んで焦って河本先生んとこを途中でやめた人と、河本先生を信じて最後まで河本先生と心中した人とでは最後の決定的な伸びが違います。河本先生は中3の正月明けに照準を絞って指導しているので、焦って中3の夏~秋にやめた人との差が顕著なんですわ。別名:河本再生工場と呼ばれることも多く、中二くらいの成績の悪い子を、河本先生の剛腕でなんとか公立高校にぶち込む指導を、私は毎年のように『すげ〜(ノ゚ο゚)ノ』って、思います。
私も河本先生んとこで最後までやった人と、焦って途中でやめた人との学力差がみるみる縮まって、そして正月明けからきっちりと逆転する。こういう光景を毎年のように見てます。河本先生んとこは中3の年明けくらいから、本当まるでターボが掛かってきたかのように、ブーストがかかって伸びてフィニッシュするんですわ、不思議に。
これってやっぱ『急がば回れ』ってことなんだろうなって、思います。確かに思うんですよ。『中2の春前から小学生のとこからなんて…』っと、とあるママさんは結局河本先生んとこに入って、河本先生を信じ切れずに秋で辞めちゃいました。『もうちょっとでエエとこなのに…』そこで我慢出来ずにやめると、河本先生んとこに通い続けていることは中3の年明けから差が逆転するんですわ。不思議にね。
アラフィフの私が、小学生の頃に河本先生に教わりましたので、河本先生はこの道30年以上のベテランなので、伊達じゃないですから。